~インターホンに映っていた知らない男~
第三者アドバイザーは見た!

あるマンションの大規模修繕工事での出来事です。
夜、現場事務所で書類を整理していると、
近隣にお住まいの奥様が慌てた様子で訪ねて来られました。
奥様:「あなた施工会社の人よね?」
私:「はい、そうです。」
奥様:「今度の日曜日も工事するの?」
私:「いえ、日曜日はお休みですよ。」
奥様:「じゃぁ、ちょっと来て!」
私は何が何かもわからずに、奥様についていきました。
そこで、奥様に見せられたのはインターホンの録画映像でした。
画面には、
作業着姿の男性が映っています。
しかし、
私はその人物に見覚えがありませんでした。
奥様:「この人が急に来て、(いつもそこ(私の現場を指さして)でご迷惑かけています、施工会社の者です。今度の日曜日作業させていただくので、挨拶に伺いました)って言うのよ。」
私:「この人、当社の社員ではありません。」
奥様:「じゃぁ、これ誰なのよ?」
私:「私も分かりません。ちょっと怖いですね。」
奥様:「とりかくこれは警察よね、警察!」
私:「そうですね、理由はわかりませんが警察に相談されたほうがいいですね。」
奥様:「わかったわ、すぐに電話するわ」
そう言って奥様と別れました。
その後、
現場事務所の前にパトカーが到着しました。
警察の方からも
「本当に御社の社員ではないのですね。」
と確認を受けました。
警察の方によると、
近隣では同様の事案も発生しており、
空き巣などの下見を目的として、
施工会社を装っていた可能性もあるとのことでした。
また、念のため付近のパトロールも実施してくれるとのことでした。
その後空き巣などの被害はありませんでした。
この経験から学ぶこと
大規模修繕工事では、施工会社の出入りが増えるため、
第三者が工事関係者を装いやすい環境になることがあります。
管理組合や施工会社だけでなく、
近隣住民の皆様にも
「工事関係者を名乗る訪問者には注意してください。」
と周知しておくことが、
防犯につながります。
また、普段から近隣住民との良好な関係を築いておくことで、
今回のように異変に気付いた時も、
すぐに相談していただける環境が生まれます。
第三者アドバイザーから一言
工事期間中は、施工会社も管理組合も、
「工事関係者を装った訪問者に注意してください」
という一言を掲示板や回覧などで周知しておくことも、
有効な防犯対策の一つだと思います。
施工管理、大規模修繕コンサルティングの経験をもとに、現場で実際に起きた出来事や教訓を、管理組合の皆様に分かりやすくお伝えするシリーズです。
※一部の記事は、個人やマンションが特定されないよう内容を再構成・匿名化しています。
GB English Summary
During a condominium renovation project, a nearby resident reported a suspicious visitor claiming to be from the construction company. After checking the intercom footage, we confirmed that the person was not one of our employees, and the incident was reported to the police. Cases like this remind us that construction sites can sometimes be exploited by people pretending to be authorized personnel. Clear communication with residents and neighboring communities is an important part of maintaining safety throughout a renovation project.



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